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【 1尺風炉・五徳、炭、前瓦の大きさについて 】
【茶道具総合ページ】 【風炉の道具(灰匙、五徳)など】

1尺の風炉の五徳 灰匙との関係

@7寸五徳と1尺の眉風炉

A6寸5分五徳と1尺の眉風炉

B7寸五徳と1尺の眉風炉と灰匙

C6寸5分五徳と1尺の眉風炉と灰匙
◇1尺の風炉に7寸五徳、6寸5分五徳 灰形作り
1尺の風炉の場合、7寸の五徳では灰形が作りにくいと思います。7寸以下の五徳が良いですが、この時は6寸5分の五徳がおすすめですのでご説明をさせていただきます。
上記画像@、Aは、1尺の眉風炉に7寸五徳と6寸5分五徳を入れ比べた様子です

B7寸五徳の場合
灰匙を五徳の脇に入れにくい場合があります。特に土風炉の場合、灰匙が入らないかもしれません

C6.5寸五徳の場合
灰匙を五徳の脇に入れる事が出来ます

6寸、6寸以下の五徳の場合
6寸以下の五徳を使用した場合、灰匙は十分に入るのですが、今度は炭との関係がでてきます
下記では炭との関係を考察いたします

1尺の風炉の五徳 炭から見た場合

D6寸5分五徳と胴炭の関係

E6寸五徳と胴炭の関係
◇風炉五徳6.5寸、6寸の炭との関係
1尺1寸の風炉には7寸五徳が一般的で炭点前は普通に出来ます。1尺の風炉の場合は上記@、Bの様に7寸五徳では灰形が作りにくいので、6寸や6寸5分の五徳を使いますが、この場合を考察いたします
D6.5寸、E6寸五徳の胴炭との様子を見てください。

D6.5寸五徳の場合 おすすめ
風炉の胴炭寸法は4寸でDの様に、胴炭は五徳の内側に入れることができます。

E6寸、6寸以下の五徳の場合
画像の様に6寸以下の五徳では胴炭長が五徳の内径を越えてしまいますので、下炭を入れることが難しくなることと思います。小風炉で炭点前をする場合は細目の炭を選んだり、炭を切る必要があります。
切る炭の寸法の定義は無いと思いますので、五徳に合わせてと言うことになりますでしょうか。

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◇前瓦の(大/小)どちら?

@とAは、五徳と瓦の横すき間の関係です。
画像Aでは、灰匙が入りにくいと思います。
また、五徳爪と瓦の高さが同じくらいなので、釜の底に瓦が当たるかも知れません。

BとCは、上から見た様子です。
やはり脇が厳しそうです。

この様に決まっているのではなく使用する五徳との兼ね合いで前瓦の大きさを選びます。

@【6寸五徳と前瓦・小】

A【6寸五徳と前瓦・大】

B【6寸五徳と前瓦・小】

C【6寸五徳と前瓦・大】
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