千葉県いすみ市山田 登窯 茶陶・千葉唐津
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令和2年 蓮見重義先生は永眠されました

山田窯周辺の自然
千葉県いすみ市山田の山中で煙をあげる登り窯、それが蓮見先生の明徳山・山田窯です。
山田窯の周囲は自然に満ち満ちています。千葉県民の私ですが、ここは千葉県?と思えるほどの自然の豊かさで、周辺は山野草の宝庫のです。また、工房の下は『ホタルの里』と呼ばれ、毎年初夏の夜にはたくさんのホタルに囲まれます。千葉唐津はこの様な千葉の自然の中で制作されています。

山田窯の工房
工房・葉々軒
木々の葉の様に自然に作品が生み出されるとの意で、扁額は両忘庵の住職・大木宗玄和尚の書です
工房内には、蹴轆轤と電動轆轤が1機づつあり、唐津の作陶技法を用いて、轆轤、ひも作り、叩きなどで制作をしています
成形後は乾燥させ、素焼き、施釉、本焼となります。
窯入れ前の作品が天秤棚で素焼きを待っています。この時点でも割れてしまう作品もあります。
灰を集めて釉薬を作ります。ムシロの上の黒い泥は元は稲藁で、藁灰釉となり、焼成すると白くなります。朝鮮唐津のお茶碗の白いところです。
←藁を焼いて擂ってを繰り返し釉薬になります。
これは、藁灰です
←白い部分が左の藁灰の釉薬です。
元は黒かったのに不思議ですね。

千葉唐津山田窯【登窯】
山田窯は、3室16メートルの登り窯です。
唐津より窯職人を呼び寄せ制作した本物の登り窯です。
山田窯には電気窯やガス・重油窯の様な窯がございません。
登り窯ひとつで【素焼き】と【本焼】を行います。どんなに手間が多くても、多くの作品が割れてしまっても、1点だけでも気に入った作品が自然から出来上がればそれで良い、との思いで作陶されているそうです。
小皿から逸品作までのすべての作品がこの、登り窯で焼成されます。
唐津の粘土で成形をし、釉薬や灰など器に千葉の風土まとい、この登り窯で焼成される作品が千葉唐津の作品となります。

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